NaeNaro_memo
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No.28
映画『PERFECT DAYS』
U-NEXTで見た。個人的に好きな作品だった。映画館で観たかったな〜
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ボロいアパートに住んでいるおじさんが東京のトイレ掃除の仕事している毎日を描いているけど、毎日変わらない日々のように見えてちょっとずつ変わっていく。
トイレに来る人も様々。だから汚れやゴミとかも様々。あまりやりたがらないであろう仕事だと思うけど、おじさんはどこか楽しそうに仕事をしているような気がする。
おじさんのアパートはボロいけど、トイレは最新デザインのものが映し出されているギャップも面白い。
スカイツリーが近くにあるっていうのもギャップをさらに強くしている。東京のトイレってめちゃくちゃオシャレだな。
ボロいアパートだけど植物をいっぱい育てていたり、本やカセットテープが棚にびっしりと詰まっている。
フィルムカメラで写真を撮っており押し入れに写真をたくさん保管している様子から、好きなものに囲まれて生活している風に感じられる。
(東京でフィルム現像をしてくれる個人店、まだあるのかな?)
おじさんはほとんど喋らないんだけど、その分ちょっとした表情や仕草に重みがあり、毎朝起きてドアを開けて見上げてほほ笑むシーンは役所さんの力。
途中、姪っ子がやってきて、妹さんと色々会話するシーンがあるけど、おじさんは元々良い所のお家出身っぽい気がするんだよな。
でも家族と確執があって、今はボロいアパートでトイレ清掃員の仕事をしているようだった。詳しくは描かれないが。
大きな出来事はない、何も変わらないと思っているけど、この世に変わらないものなどない、そこで出てきたのが『木漏れ日』なのかな。
エンディングの一番最後に木漏れ日についての説明が英語であったけど、そういえば木漏れ日って翻訳できない言葉なんですよね。『翻訳できない世界のことば』っていう本に描かれていた。
(※翻訳できない言葉とは、apple=りんごみたいに一つの単語等で訳せない言葉のこと。木漏れ日の場合、木々に光が差し込んで~…という説明でしか訳せない、外国語で当てはめられる単語がないので”翻訳できない言葉”と呼ばれる)
このPERFECT DAYSの監督はドイツの方なんだけど、外国人から見た日本という意味でも興味深い点がたくさんあって、そしてこの木漏れ日にたくさんのメッセージを詰め込んだ、っていう感じがするんですよね。
終盤で影踏みし始めて影のことで色々言っていたのも、木漏れ日があったから。
”KOMOREBI is the Japanese word for the shimmering of light and shadows that is created by leaves swaying in the wind.It only exists once, at that moment.”
――木漏れ日とは、光と影のきらめきを表す日本語で、風に揺れる葉っぱによって生み出されるもの。それはその瞬間に一度だけ存在する。
その日の天候、時間、季節、木々の生え方、風、それによって木漏れ日は姿を変える。
毎日何も変わらないような世界に見えていても、木漏れ日で全く同じというものはありえない。
それが分かれば、何気ない毎日も美しく、素晴らしいものに見えるんじゃないだろうか。そんなことを感じ取れる作品だった。
crose
#映画
1407文字,
2024.11.03 17:30
diary
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U-NEXTで見た。個人的に好きな作品だった。映画館で観たかったな〜
ボロいアパートに住んでいるおじさんが東京のトイレ掃除の仕事している毎日を描いているけど、毎日変わらない日々のように見えてちょっとずつ変わっていく。
トイレに来る人も様々。だから汚れやゴミとかも様々。あまりやりたがらないであろう仕事だと思うけど、おじさんはどこか楽しそうに仕事をしているような気がする。
おじさんのアパートはボロいけど、トイレは最新デザインのものが映し出されているギャップも面白い。
スカイツリーが近くにあるっていうのもギャップをさらに強くしている。東京のトイレってめちゃくちゃオシャレだな。
ボロいアパートだけど植物をいっぱい育てていたり、本やカセットテープが棚にびっしりと詰まっている。
フィルムカメラで写真を撮っており押し入れに写真をたくさん保管している様子から、好きなものに囲まれて生活している風に感じられる。
(東京でフィルム現像をしてくれる個人店、まだあるのかな?)
おじさんはほとんど喋らないんだけど、その分ちょっとした表情や仕草に重みがあり、毎朝起きてドアを開けて見上げてほほ笑むシーンは役所さんの力。
途中、姪っ子がやってきて、妹さんと色々会話するシーンがあるけど、おじさんは元々良い所のお家出身っぽい気がするんだよな。
でも家族と確執があって、今はボロいアパートでトイレ清掃員の仕事をしているようだった。詳しくは描かれないが。
大きな出来事はない、何も変わらないと思っているけど、この世に変わらないものなどない、そこで出てきたのが『木漏れ日』なのかな。
エンディングの一番最後に木漏れ日についての説明が英語であったけど、そういえば木漏れ日って翻訳できない言葉なんですよね。『翻訳できない世界のことば』っていう本に描かれていた。
(※翻訳できない言葉とは、apple=りんごみたいに一つの単語等で訳せない言葉のこと。木漏れ日の場合、木々に光が差し込んで~…という説明でしか訳せない、外国語で当てはめられる単語がないので”翻訳できない言葉”と呼ばれる)
このPERFECT DAYSの監督はドイツの方なんだけど、外国人から見た日本という意味でも興味深い点がたくさんあって、そしてこの木漏れ日にたくさんのメッセージを詰め込んだ、っていう感じがするんですよね。
終盤で影踏みし始めて影のことで色々言っていたのも、木漏れ日があったから。
”KOMOREBI is the Japanese word for the shimmering of light and shadows that is created by leaves swaying in the wind.It only exists once, at that moment.”
――木漏れ日とは、光と影のきらめきを表す日本語で、風に揺れる葉っぱによって生み出されるもの。それはその瞬間に一度だけ存在する。
その日の天候、時間、季節、木々の生え方、風、それによって木漏れ日は姿を変える。
毎日何も変わらないような世界に見えていても、木漏れ日で全く同じというものはありえない。
それが分かれば、何気ない毎日も美しく、素晴らしいものに見えるんじゃないだろうか。そんなことを感じ取れる作品だった。crose
#映画